「人びとの生活と人生を支える医師・本田徹さんを囲む会」報告
2017年7月9日(日)16:30〜18:30、名古屋駅近くの愛知県立大学サテライトキャンパス(ウィンクあいち15階)において、「人びとの生活と人生を支える医師・本田徹さんを囲む会」が行われました。
日曜日午後にも関わらず、高校生から演者の本田さんよりご年配の方まで幅広くお集まり下さいました。
サブタイトルである「デビッド・ワーナー、タイ、三谷から学んだこと」にあるように、お話は多岐に渡りましたが、すべては「health for all」につながるものでした。”From Weakness, Strength”(弱さから力が生まれる) そして、”Nothing About Us Without Us”(私たち抜きで私たちのことを決めないで)などデビッド・ワーナー氏の言葉をシェアしていただきましたが、やはりその精神を実践してこられた本田さんならではの力強さがありました。
途上国で生れた技術や考え方が、先進国に「逆流」(リバース)・席巻して、世界標準のものとなるリバースイノベーションや、ルソーの「社会契約論」とHealth for Allなど、体や精神にPHCが染み入っている(!)本田さんのお話は、本当に盛りだくさんでした。準備メンバーの一人の「PHCは時を経て,より深くなっていくものなんですね。」という感想は言い得て妙、だと言えるでしょう。
広報、資料準備、受付を担当したアジア保健研修所、会場確保や当日のドリンク準備を担当したあいち国際看護研究会との連携も盛会の鍵だったと思います。