活動

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活動報告

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他団体との連携

地域保健医療支援

BiPHは、医療法人愛泉会への専門家派遣事業を行っています。

愛泉会は、病院、ホスピス、老人保健施設、訪問看護ステーション、住宅型有料老人ホームを運営し、地域に根ざした「エンドオフライフケア」を提供しています。

BiPHは、愛泉会の愛知国際病院地域医療連携福祉部の訪問診療や往診をとおして「人生の最後まで寄り添う」地域保健医療活動にささやかながら参加しています。この派遣は、BiPHと地元の地域保健医療をつなぐとともに、派遣費はBiPHの収入となっています。

海外活動

BiPHは東ティモール民主共和国でも活動しています。2020年9月から2023年8月にかけては、JICA草の根技術協力事業(支援型)のスキームで「パーツ大学における『住民ニーズに基づく保健実践』のための教育強化プロジェクト」を実施しました。当国の公衆衛生に関わる人材を官民問わず広く輩出しているパーツ大学公衆衛生学部1)の教員と学生を対象に、データを通して地域住民のニーズを把握できる人材の育成を目指しました。



プロジェクトを実施するにあたり注目したのは、パーツ大学の学外実習(Field Learning Practice: FLP)です。学外実習は公衆衛生学部の特徴的な科目で、学生が8週間にわたってひとつの地域に住み込み、全住民の地域データを収集し、そのデータを根拠に地域の課題を発見→介入し、介入結果をモニタリングする、という一連の流れを体験学習するものです。学外実習は学生への教育効果のみならず、実習地域の住民にも共有される意義のある内容ですが、その反面、調査方法やデータ管理の不備、根拠に基づく介入ができていないなどの課題もありました。そこで、疫学調査支援ソフトを導入して学外実習データを分析しやすいように集積することと、実習成果を地域住民にも共有しやすいように冊子化することにしました。



3年間の事業はコロナ禍の影響を受けつつもこんな感じで進みました。



プロジェクトでは学部教員対象の本邦研修を2回実施し、伝達講習を通して全教員が学生指導に必要な知識と技術を積みました。そして、疫学調査支援ソフトの学外実習導入にこぎつけました。



実習成果の冊子化では、同一フォームで学外実習の内容と成果をまとめた実習報告集を作成し、実習受け入れ地域の各機関に配布しました。また、学内図書館にも配架し、学生が自由に閲覧できるようにしました。



プロジェクトの写真はJICAなごや地球ひろばでも展示されました。



3年間の活動を通して、データマネジメントについての知識と意識が学生も教員も少しずつ向上してきました。特に変化したのは教員の意識で、学外実習データが学生教育への活用だけでなく、地域住民やステークホルダーとの情報共有に利用可能なことや、政策への反映に有用であるなど、全体的にデータの価値や意義を認識できた様子でした。



このプロジェクトを実施したことで、公衆衛生学部教員全般の保健データマネジメントの認識と知識が向上し、「学外実習を通して教育力を強化する」目的はある程度達成されました。その反面、保健データの分析や活用と、それに関する教育についてはまだ不十分です。教員からも、地域への展開等の要望が出ていました。地域保健データを活用してみんなの健康に寄与できるよう、引き続き支援できる方法を探りたいと思います。


同事業の概要については以下のサイトもご覧ください。2019年度第1回採択案件として上記のプロジェクトが掲載されています。リンク先で案件概要表もご覧いただけます。)


草の根技術協力支援型
https://www.jica.go.jp/activities/schemes/partner/kusanone/shien/index.html

1)プロジェクト開始当時の名称。現在は公衆衛生医療科学部に名称変更されている。


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