活動報告

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JICA草の根プロジェクト進捗報告

10月に提案が採択されましたが、それだけではプロジェクトを開始することができません。申請したのはあくまで「提案」なのです。

採択後、詳細計画の確認・見直しをすることになります。具体的には、プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)というプロジェクトの見取り図を完成させ、業務従事者配置計画を立て、これらに基づいた予算の見直しをしなければなりません。当然、これはカウンターパート(私たちの場合パーツ大学)と調整しながら進めていかなくてはなりません。

そして、現地でカウンターパート、私たち、JICA東ティモール事務所、関係省庁である保健省とミニッツに了承取付署名をし、最終段階として、提案団体であるBiPHとJICA(私たちの場合JICA中部)で業務契約締結します。

このプロセスに最速で8ヶ月程度かかるとのことです。

東ティモールの場合、これに加えて保健省と場合により国立保健科学院でのレビューと承認も必要です。

その準備として、11月15日にパーツ大学とはじめてのSkypeミーティングを行いました。先方は、公衆衛生学部長、第4副学長(Internal & External Affair担当)、調整担当教員がメインで、後ろの方に若手教員が少しいたようでした。こちらは事務局の2名。少し音声が遅れるし画像が荒いかな、という感じはありましたがミーティングに問題はなく、2000年代はじめの通信手段が極めて困難で、大きな衛星電話を使っていた時代を知っている者としては、隔世の感がありましたね。

公的資金を使うのですから、当然のことかもしれませんが、開始後の変更はなかなか難しくなっています。柔軟に対応することにはものすごく力を発揮する東ティモールの人たちですが、まず事前の綿密な計画と、ミニッツ署名と業務契約締結という段階を経なければならないということを共有し、提案の見直しを行いました。

両者ともやる気は十分ありますので、いかに維持して、成果を上げていくかですね。

ミーティング中の写真を撮るのを失念。

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