海外調査に行ってきました!
昨年10月から「NGO等向け事業マネジメント研修(主催:JICA)」を受講しています。海外プロジェクトを実現させるために、説得力のある提案書を書くスキルを学ぶのが目的です。研修カリキュラムには海外での実践調査も含まれています。今回は、この研修の一環として、東ティモールの保健センターを訪問し、そこで行われている健康診断の方法を知るとともに、そこで得られた保健データがどのように扱われ、そしてどのように使われているのかを調査してきました。
調査メンバーはBiPHから樋口代表と事務局石本、現地パートナーであるパーツ大学公衆衛生学部(UNPAZ)から若手教員ならびに同学部卒業生。
訪問したのはライラコ保健センター。ライラコは首都ディリから車で1時間。とはいえ、山あり谷あり悪路ありの道中で、移動だけでバテバテ。でも、地元の人はそんな山道をバイクで走って保健センターまで来るんですね。みなさんの苦労がちょっぴり実感できました。
センターの外観。通り抜ける風が気持ちいいw
保健センターでは実際の健診の様子を観察し、受診者にインタビュー。ここでUNPAZの卒業生が大活躍!
インタビューを終えた一家がバイクでさっそうと帰っていきます。みんな、明るいなあw
午後はセンター職員の意見を聞くためのグループディスカッションを行いました。グループディスカッションでは先生がファシリテーターとなってみんなの本音を引き出します。
持ち帰った結果をもとにして、問題のありかや、どんなアプローチが可能か、などなどをUNPAZ公衆衛生学部長も交えて話し合いました。ここでも卒業生や若い先生方から意見が続々と。提案書作成に向けて、建設的な話し合いができました。
今回の調査では東ティモール保健省や県保健局にも足を運び、保健データの現状と課題について情報収集しました。また、日本の保健関係NGOの職員さんにもお話を聴くことができました。本当に充実した、中身の濃い1週間となりました。
私自身は初めての東ティモール旅でしたが、以前活動していたマレーシアやインドネシアの雰囲気が至る所に感じられ、緊張感がありながらも楽しい時間を過ごすことができました。
今回の調査結果を基に、更に研修をすすめ、海外プロジェクト発進に向けて進んでいきたいと思います。5月の勉強会で結果報告とプロジェクトに向けての意見交換をする予定です。
調査協力してくれた保健センターの皆さん、そして受診者のみなさん、ご協力ありがとうございました。
事務局:い