*終了しました【BiPH第61回勉強会:多様性の中の統一 ~量的研究と質的研究の両方を経験した私が選んだのは?~】
【7/26(金)BiPH勉強会@名古屋市昭和生涯学習センター】
テーマ:多様性の中の統一 ~量的研究と質的研究の両方を経験した私が選んだのは?~
今回は、インドの不可触民解放運動に関する研究をしている榎木美樹さんのお話を伺います。
BiPHが取り組む「ひとりひとりの健康データを大切にすること」は、ひとりひとりの命を大切にすることであり、保健サービスの質向上につながると考えます。でも、「人」を知るには数字が全てでないのも確か。
統計手法を扱う研究所他を経て現在「地域研究」を行なっている榎木さんに、今まで経験された研究手法の長短およびそれぞれの研究手法をハイブリッド化する可能性等々をシェアしていただきます。
【榎木さんからのメッセージ】
インド哲学の深遠さに魅せられた女子学生が、1995年に初めてインドの地を踏んだとき、目と心に映ったのは、深遠な哲学を実践する人々ではなく、命を奪う貧困と過酷な差別でした。以来、「不可触民制をなくすために、外国人/よそ者の私に何ができるのか」を考え関わり続け、はや4半世紀が経とうとしています。命も時間も、知恵を結集し全身全霊をかけておこなってきた活動は、生き方そのものなので形容しがたいのですが、他者は必ず「専門」(discipline)を聞いてきます。あえて名称をつけるなら領域横断的な「地域研究」としか言いようがありません。私が考える「地域研究」という学問をお伝えしたいと思います。
日時:7月26日(金)18:30~20:00
会場:昭和生涯学習センター 第3集会室
発表者:榎木美樹(名古屋市立大学人間文化研究科准教授)
どうぞふるってご参加ください!(協賛金500円です。ご協力ください)