【7/25開催:第97回BiPH勉強会てらこや】医療現場におけるアドホック通訳
話題提供者:橋本智恵さん
(名古屋市立大学大学院看護学研究科博士後期課程1年)
日時:2025年7月25日(金)18:30-20:00
開催方法:対面&オンライン
対面会場:名古屋市東生涯学習センター 第1集会室
(〒461-0004名古屋市東区葵一丁目3番21号)
アクセス:名古屋市営地下鉄新栄町駅下車徒歩5分
参加費:BiPH会員500円、非会員500円または1000円(←お支払い方法によって異なります。詳細はお申し込み後にお送りするメールをご確認ください。)
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内容:
外国人住民が保健医療サービスを利用する際、「言葉の壁」が大きな障壁となることがあります。その対応策として、医療通訳の導入、機械翻訳の活用、「やさしい日本語」の普及などが進んでいますが、現場ではなお、通訳の訓練を受けていない家族や知人などが通訳を担う「アドホック通訳*」に頼らざるを得ないケースが多くあります。しかし、アドホック通訳には、正確性や倫理的な課題、プライバシーの懸念など、さまざまな問題が指摘されています。
今回の講座では、参加者の皆さまと一緒に、こうしたアドホック通訳の課題とその背景を共有しながら、より適切な言語支援のあり方について意見を交換する時間としたいと考えています。
どなたでもご参加いただけますので、どうぞお気軽にお越しください!
*アドホック通訳:通訳の訓練を受けていない人による通訳
橋本さんのプロフィール:
総合病院での臨床看護師を経て、「病を抱え社会の中でいかに生きるか」という問いを探求するため、イギリス・ロンドンの王立病院にて作業療法士(OT)および理学療法士(PT)アシスタントとして勤務。帰国後、イギリスの保健医療を医療の観点だけでなく、政治、社会背景から学ぶ必要を感じ、愛知県立大学外国語学部英米学科に進学。多文化的な視点と保健医療の現場経験を融合させるなかで、コロナ禍における日本語に制限のある外国籍患者への対応に直面し、保健医療現場における外国籍患者の言語対応の課題に疑問を抱く。現在は名古屋市立大学大学院看護研究科に在籍し、「アドホック通訳(にわか通訳)」に焦点を当て、保健医療現場における言語のあり方を研究している。
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お申込みは以下のフォームからお願いします。
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